本日から全4日間(9/10、9/29、10/19、10/29)の日程で静岡市主催の静岡県指定文化財「東海道図屏風」の修理見学会がスタートしました。


参加者は20名。屏風に描かれた風景や、屏風の構造、作品の損傷状況は過去の修理痕などの解説を聞いて、作品の見所を十分頭に入れていただいた後、修理工房の中に入っていただきました。

実際の修理が進む中、作品を間近にご覧になっていただけて質問が次から次に飛び交う、大変熱気を帯びた見学会となりました。

顕微鏡での絵具状況の観察や、透過光を通して基底料紙の損傷度合いの観察など普通の環境では見ることのできない作品の様子に、参加者の皆様は真剣そのものでした。


墨仁堂でも、修理の状況を市民の皆様に直接解説することはこれまでありませんでしたので大変、嬉しい機会となりました。


残りの3回もとても楽しみです。